稀代の不遇なF1ドライバー ニコ・ロズベルグ
今シーズンは開幕から強さを見せつけているニコ・ロズベルグ。
でも、このドライバーに対する周囲からの目は冷ややかだ。いつまでもルイス・ハミルトンに勝てないと思われている。
どうしてこんなに評価が低いのだろうか。
完全優勝の中国GP
開幕3連勝したらチャンピオン
彷彿させるのはあのドライバーのこと
タイミングと居場所が、すごく大事なF1
F1の予選はスタートグリッドを決めるためのものだけじゃない
手に汗握る予選なんて稀だ
じゃあ、どんな予選にすればいいのか?
筆者としては、まず予選を一つのイベントとして確立するのがいいと考える。
解説者は予想するのが仕事じゃない
静かなF1放送
解説なしでレースを楽しめる?
順位だけが大事なんじゃない レースが見たい
オープニングGPにすっかり定着したアルバートパーク・サーキットに思うこと
最終コーナーが一番見どころあるかなぁ
開幕戦の舞台としてすっかり定着しているアルバートパーク・サーキット。ここでF1が開催されるようになって今年で21回目になると知って驚いた。
なんせ筆者の中にとってはオーストラリアGPといえば依然としてアデレードなので、アルバートパークはまだ「最近加わった」サーキットだったからだ。
四半世紀近くもアルバートパークとなると、逆にアデレードでやってたことを知ってる人の方が少ないのか…
クルマもドライバーも何もかも新たになって、0から始まる機会だから、一人のF1ファンとして期待も十分に視聴に臨むグランプリ。テレビに映るすべてに目を凝らす。だから他のサーキットで開催されるグランプリよりも印象は強い。
アルバートパークで気に入っているのは、最終コーナー。
初めてレース仕様で走るのを目にする者として、このコーナーの処理の仕方が、各車、各ドライバーの仕上がりの目安のひとつにしている。
テレビカメラのアングルはクルマを後ろから捉えているので、リヤエンドの挙動がよく分かる。ふらつくことなく、ここをキュッと切り返して曲がっていくクルマは、仕上がりがいいと見てる。
逆にフロントが入っていかなかったり、何度も修正しているような挙動を見ると、セッティングが決まってないなと思ったりする。
単にクルマの速さを予想するだけじゃなくて、ここのコーナーをうまく立ち上がっていくクルマの挙動はとても気持ちがいい。こういう姿を見れるだけでもレーシングマシンには心踊らされる。素晴らしい。
あとは、12コーナーのアスカリコーナーからから14コーナーのセナコーナーまでの左左右の一連の流れ。ここがスムーズにいっているクルマは、セッティングも決まってきていると見る。決まっているクルマはスピード感がまるで違う。
3コーナーはこのコースの中でもかなりの急減速ポイント。ドライバーのテクニックとクルマの仕上がりで左右されるところ。全周回できちんとまとめられるドライバーは意外と少ない。
実質アクセル踏みっぱなし区間が多いコースなので、中だるみするときもあるが、新しいシーズンの始まりのワクワクがそれを打ち消してるグランプリだ。
さあ、いよいよ今日から開幕するF1オーストラリアGP。じっくり味わうように楽しみたい。
F1 2016シーズンの新予選フォーマットは改悪?
野球とは違うスポーツ
誰かが独走状態であることは、どんなスポーツにとっても望ましくない。でも、このスポーツにおいては往々にして起こってしまうことでもあって、ファンはそのことを知っている。一強状態だったしても人々の強い興味を惹くだけの力があるスポーツなのだ。
寝耳に水の変更
なんでそんなことをわざわざ言うかというと、2016シーズンのスポーティングレギュレーションに大きな変化があるからだ。そのうちの一つが予選フォーマットの変更。
これまでQ1からQ3まで段階を分け、生き残り形式でグリッドを決める予選に、時間的制限の要素を追加して、よりサバイバル感を増した形になる。
こんなルール変更計画が進んでいたなんて、まったくノーマークだっただけに、かなり驚いた。
そして最初は変更の内容の意味がよく理解できなかった。
とても複雑になりそうな予感。
景気対策の一環