f1のミカタ

クルマのテクニカルなことはあまりよく分からないF1ファンに読んでもらいたいブログを目指しています

オープニングGPにすっかり定着したアルバートパーク・サーキットに思うこと

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 最終コーナーが一番見どころあるかなぁ

開幕戦の舞台としてすっかり定着しているアルバートパーク・サーキット。ここでF1が開催されるようになって今年で21回目になると知って驚いた。

 

なんせ筆者の中にとってはオーストラリアGPといえば依然としてアデレードなので、アルバートパークはまだ「最近加わった」サーキットだったからだ。

四半世紀近くもアルバートパークとなると、逆にアデレードでやってたことを知ってる人の方が少ないのか…

 

クルマもドライバーも何もかも新たになって、0から始まる機会だから、一人のF1ファンとして期待も十分に視聴に臨むグランプリ。テレビに映るすべてに目を凝らす。だから他のサーキットで開催されるグランプリよりも印象は強い。

 

アルバートパークで気に入っているのは、最終コーナー。

初めてレース仕様で走るのを目にする者として、このコーナーの処理の仕方が、各車、各ドライバーの仕上がりの目安のひとつにしている。

 

テレビカメラのアングルはクルマを後ろから捉えているので、リヤエンドの挙動がよく分かる。ふらつくことなく、ここをキュッと切り返して曲がっていくクルマは、仕上がりがいいと見てる。

 

逆にフロントが入っていかなかったり、何度も修正しているような挙動を見ると、セッティングが決まってないなと思ったりする。

 

単にクルマの速さを予想するだけじゃなくて、ここのコーナーをうまく立ち上がっていくクルマの挙動はとても気持ちがいい。こういう姿を見れるだけでもレーシングマシンには心踊らされる。素晴らしい。

 

あとは、12コーナーのアスカリコーナーからから14コーナーのセナコーナーまでの左左右の一連の流れ。ここがスムーズにいっているクルマは、セッティングも決まってきていると見る。決まっているクルマはスピード感がまるで違う。

3コーナーはこのコースの中でもかなりの急減速ポイント。ドライバーのテクニックとクルマの仕上がりで左右されるところ。全周回できちんとまとめられるドライバーは意外と少ない。

実質アクセル踏みっぱなし区間が多いコースなので、中だるみするときもあるが、新しいシーズンの始まりのワクワクがそれを打ち消してるグランプリだ。

 

さあ、いよいよ今日から開幕するF1オーストラリアGP。じっくり味わうように楽しみたい。