シロウト検証~第二戦バーレーンGPで今シーズンの勢力図は見えたのか?
ドライバー | チーム | タイム | |
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1'21.164 |
2 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1'21.828 |
3 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1'21.838 |
4 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1'21.879 |
5 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1'22.152 |
6 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1'23.187 |
7 | ロマン・グロージャン | ハース | 1'23.339 |
ドライバー | チーム | タイム | |
1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1'27.958 |
2 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1'28.101 |
3 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1'28.124 |
4 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1'28.220 |
5 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1'28.398 |
6 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ | 1'29.329 |
7 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1'29.358 |
注目すべきはベスト・オブ・レストの争い。
▶2018年 開幕オーストラリアGP 予選結果
ドライバー | チーム | タイム | |
6 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1'23.187 |
7 | ロマン・グロージャン | ハース | 1'23.339 |
8 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1'23.532 |
9 | カルロス・サインツ | ルノー | 1'23.577 |
10 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1'23.692 |
11 | ストフェル・バンドールン | マクラーレン | 1'23.853 |
12 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1'24.005 |
13 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1'24.230 |
14 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1'24.786 |
15 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | NO TIME |
16 | ブレンドン・ハートレー | トロ・ロッソ | 1'24.532 |
17 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1'24.556 |
18 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1'24.636 |
19 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1'24.922 |
20 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ | 1'25.295 |
▶2018年 第二戦バーレーンGP 予選結果
ドライバー | チーム | タイム | |
6 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ | 1'29.329 |
7 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1'29.358 |
8 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1'29.570 |
9 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1'29.874 |
10 | カルロス・サインツ | ルノー | 1'29.986 |
11 | ブレンドン・ハートレー | トロ・ロッソ | 1'30.105 |
12 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1'30.156 |
13 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1'30.212 |
14 | ストフェル・バンドールン | マクラーレン | 1'30.525 |
15 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | NO TIME |
16 | ロマン・グロージャン | ハース | 1'30.530 |
17 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1'31.063 |
18 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1'31.414 |
19 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1'31.420 |
20 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1'31.503 |
ハース、そしてルノーが二戦ともに速さを見せていますね。
マクラーレン、フォース・インディア、トロ・ロッソがそのすぐ後ろのポジションを争っていて、
ザウバー、ウィリアムズが離され気味でしんがりを務めているといった序列が伺えます。
じゃあこの序列がどうなったか、
第三戦中国GPからスペインGPまでの予選タイムを見てみましょう。
▶2018年 第三戦中国GP 予選結果
ドライバー | チーム | タイム | |
7 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1'32.532 |
8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1'32.758 |
9 | カルロス・サインツ | ルノー | 1'32.819 |
10 | ロマン・グロージャン | ハース | 1'32.855 |
11 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1'32.986 |
12 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1'33.057 |
13 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1'33.232 |
14 | ストフェル・バンドールン | マクラーレン | 1'33.505 |
15 | ブレンドン・ハートレー | トロ・ロッソ | 1'33.795 |
16 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1'34.062 |
17 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ | 1'34.101 |
18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1'34.285 |
19 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1'34.454 |
20 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1'34.914 |
▶2018年 第四戦アゼルバイジャンGP 予選結果
|
ドライバー |
チーム |
タイム |
7 |
1'42.523 |
||
8 |
1'42.547 |
||
9 |
1'43.351 |
||
10 |
ウィリアムズ |
1'43.585 |
|
11 |
ウィリアムズ |
1'43.886 |
|
12 |
1'44.019 |
||
13 |
1'44.074 |
||
14 |
1'43.066 |
||
15 |
ハース |
1'44.759 |
|
16 |
ストフェル・バンドールン |
1'44.489 |
|
17 |
1'44.496 |
||
18 |
1'45.541 |
||
19 |
1'57.354 |
||
20 |
ハース |
NO TIME |
▶2018年 第五戦スペインGP 予選結果
|
ドライバー |
チーム |
タイム |
7 |
ハース |
1'17.676 |
|
8 |
1'17.721 |
||
9 |
1'17.790 |
||
10 |
ハース |
1'17.835 |
|
11 |
ストフェル・バンドールン |
1'18.323 |
|
12 |
1'18.463 |
||
13 |
1'18.696 |
||
14 |
1'18.910 |
||
15 |
1'19.098 |
||
16 |
1'18.923 |
||
17 |
1'19.493 |
||
18 |
ウィリアムズ |
1'20.225 |
|
19 |
ウィリアムズ |
1'19.695 |
|
20 |
NO TIME |
ハース、ルノーのグループにマクラーレン、フォース・インディアが加わった様子がうかがえます。
トロ・ロッソはちょっと低迷していますね。
逆にザウバーのルクレールが中断グループに入ってきた感じです。
この推移をみると、「バーレーンGPで勢力の序列が分かる」ということは言えなさそうですね。。。
でも、このままだと話が終わってしまうので、
今シーズンの2戦の推移を追ってみることにしましょう。
▶2019年 開幕戦オーストラリアGP 予選結果
|
ドライバー |
チーム |
タイム |
1 |
1'20.486 |
||
2 |
1'20.598 |
||
3 |
1'21.190 |
||
4 |
1'21.320 |
||
5 |
1'21.442 |
||
6 |
ハース |
1'21.826 |
|
7 |
ハース |
1'22.099 |
|
8 |
ランド・ノリス |
1'22.304 |
|
9 |
1'22.314 |
||
10 |
レーシングポイント |
1'22.781 |
|
11 |
1'22.562 |
||
12 |
1'22.570 |
||
13 |
アレックス・アルボン |
1'22.636 |
|
14 |
アントニオ・ジョビナッツィ |
1'22.714 |
|
15 |
1'22.774 |
||
16 |
レーシングポイント |
1'23.017 |
|
17 |
1'23.020 |
||
18 |
1'23.084 |
||
19 |
ウィリアムズ |
1'24.360 |
|
20 |
ウィリアムズ |
1'26.067 |
▶2019年 第二戦バーレーンGP 予選結果
|
ドライバー |
チーム |
タイム |
1 |
1'27.866 |
||
2 |
1'28.160 |
||
3 |
1'28.190 |
||
4 |
1'28.256 |
||
5 |
1'28.752 |
||
6 |
ハース |
1'28.757 |
|
7 |
1'28.813 |
||
8 |
ハース |
1'29.015 |
|
9 |
1'29.022 |
||
10 |
ランド・ノリス |
1'29.043 |
|
11 |
1'29.488 |
||
12 |
アレックス・アルボン |
1'29.513 |
|
13 |
1'29.526 |
||
14 |
レーシングポイント |
1'29.756 |
|
15 |
1'29.854 |
||
16 |
アントニオ・ジョビナッツィ |
1'30.026 |
|
17 |
1'30.034 |
||
18 |
レーシングポイント |
1'30.217 |
|
19 |
ウィリアムズ |
1'31.759 |
|
20 |
ウィリアムズ |
1'31.799 |
ハースとマクラーレン、そしてキミ・ライコネンのアルファロメオが
頭一つ抜け出している様子。
アントニオ・ジョビナッツィが駆るアルファロメオとレーシングポイント、
その後離れてウィリアムズ、という序列でしょうか。
ハースは速いですね。
オーストラリアGPでも「速いな」と思ったのを覚えています。
アルファロメオは、まだジョビナッツィがついてこれてない感じですが、C38はキミのドライビングとマッチしているのか、二戦ともに見事Q3進出。
ウィンターテストではフロントウイングの処理が話題になったアルファロメオ。
昨シーズンの流れをうまく今シーズンにも持ってこれているようです。
そして驚きのマクラーレン。
新人ランド・ノリスが二戦連続Q3進出。カルロス・サインツもバーレーンGPでは予選7位で二台ともにQ3進出。
今季こそ、マクラーレンのマシンが速さを持っているという証明でしょうか。
ルノーワークスチームが何やらドタバタしているので、余計にマクラーレンの好スタートが目立ちます。
一方、鳴り物入りでダニエル・リカルドが合流したルノーは迷走中。
モニターを通してもまったく速さが感じられないですね。
感じられるのは、リカルドへの異様な期待感。そしてそれが空回りしている様子。
ある意味今期の序列が昨年よりは良くないということが判明しているチームなので、
地に足をつけて挽回していってもらいたいものです。
トロ・ロッソは昨年との比較ではポジションを上げているように見えますね。
でも順位は12~13位、15位というもので、どちらかというと期待されたほどでもなかった印象です。
レッドブルAチームのピエール・ガスリーがイマイチなのでむしろ好調さがアピールされているようですが、
昨年のレッドブルAチームから流用されているシャシーなのであればもっと上に来てもいいんじゃないかと期待していたからでしょうか。
この位置をもう一段脱しないとトロ・ロッソは永遠のBチームで、優勝を狙うことのできないF1のグリッドを埋めるだけの存在、ドライバーの実践育成チームでしかありません。
そう思うと、このチームはどうなんでしょうかね?
ジョビナッツィがキミから差をつけられているのは、まだこの時点では判断がつきませんね。
昨シーズンのルクレールのように、シーズン途中からグンっと伸びてくることを期待ですね。
レーシングポイントは、やはり昨シーズン途中のオーナー交代が響いてしまっているのでしょうか。
直線番長的な印象も今年は見られず、文字通り中団グループの「・」(点)になってしまっているようです。