f1のミカタ

クルマのテクニカルなことはあまりよく分からないF1ファンに読んでもらいたいブログを目指しています

いざ開幕! F1 2016シーズン 注目は?

f:id:Hacienda:20160314083401j:plain

いつもより待ち遠しかったテスト

2016年2月22日。待ちに待ったF1マシンの雄叫びが響いた。
今年はいつもよりF1冬眠期間が長かったように感じる。
 
しかし走り始めたと知れば、急にテンションが上がる。
ニュース更新の頻度が一気に上がる。情報入手に忙しい。
 
今年で3年目を迎えるPU新世代F1。
特にパワーソースがPUに変更になってからというもの、ニューマシン登場が登場するプレシーズンテストが今まで以上に待ち遠しくなった。規制づくしのF1マシンに対して、十分な改良ができるのはこの時期しかないからだ。
 
それにしても、テストに何の制限もなかった時代が懐かしい。
0.1秒、0.01秒を削りとるために、エリート集団が膨大な時間をかけ、知恵を絞り出す。この取り組みこそがレーシングチームならではの姿。もちろんレースで勝利するためのテストだけど、もはやテストだけで成立するほどの楽しみがある。
 
 

ファンの信頼を取り戻すシーズン

今シーズン、是非注目したいのはマクラーレン・ホンダだ。
嫌でも注目せざるを得ないと言った方が正しいかもしれない。
 
昨年チームがどうだったかは今さら言う必要もない。
ただし、レースを捨てて開発にあててきた、その姿勢はファンへの裏切り行為にあたるものと、個人的には考えている。マシンが遅かったとしても、競い合い、レースをする姿をファンは期待していたはず。それをまるで無視しているかのような振る舞いだった。
 
しかし、ファンは許してきた。レースをしないレーシングチームを許してきた。
今年はそうはいかない。
 
いきなり表彰台の頂点に立てるようになれるかと言えば、それほど甘くない。
まずはレースを走り切れるようになること。そして予選でQ3に進出できるようになることが当面期待されることだろう。これができればレースができるはずだから。
 
こういうことを考えると、嫌でも注目せざるを得ない理由が分かると思う。
 
 
メルボルンの開幕戦まであと1週間ほど。
マクラーレン・ホンダは悲劇のヒーローという役回りから抜け出すことができるのか?
 
またテレビを食い入るように見る週末の始まりだ。